「freeeを使える経理代行」を探されている方が増えています。
ひとことでfreeeを使えると言ってもただfreeeを使うだけの経理代行と、freeeを使いこなす経理代行会社があります。
その違いは会計ソフトfreeeへのサービスの理解度。
この記事ではfreeeを使って経理を効率化する経理代行会社を見極めるポイントと、freeeを使った経理代行をしているスマート経理について詳しく解説します。
Contents
freeeを使いこなせない経理代行の特徴2つ
会計ソフトfreeeを導入したいもしくはfreeeを導入した理由は「経理を効率化できそうだったから」ではないでしょうか。
しかし最近、freeeを導入して経理代行を契約したものの、経理が効率化されず単純に会計ソフトが他社製品からfreeeへ置き換わっただけというケースが増えています。
これらには明確な理由が2つあります。
既存の経理プロセスにfreeeを当てはめようとしている
今までの経理プロセスにfreeeをそのまま導入しても、それは単純に会計ソフトが置き換わっただけ。
多少、インターネットバンキングの明細情報が自動で確認できるようになったなどの改善はありますが、効率化の効果は限定的です。
経理プロセスは複雑になればなるほど属人化、ブラックボックス化などのリスクが潜んでいます。これらのリスクを放置したまま、一部の経理業務だけをfreeeに置き換えて経理代行に依頼をしても根本的な問題は残ったままなのです。
freeeはバックオフィスの効率を50倍にもできると言われている仕組みです。freeeを使いこなすためには既存業務の見える化し不要な業務を無くし、二重作業をまとめる必要があります。
freeeの特徴を掴み、最も経理業務が効率化できるプロセスを再構築しなければfreeeの良さを発揮できません。
経理代行と言いながら実は記帳代行のみを行なっている
経理代行は経理業務をまるごとアウトソースするもの、記帳代行は会計入力のみアウトソースするものです。
しかし経理代行と記帳代行は同じような意味合いで使われていることも多く、経理代行と言いながら実態は記帳代行ということがあります。
freeeは経理ソフトと一部で呼ばれるほど、経理プロセスを効率化してくれる会計ソフトです。
記帳代行のみを行うのであれば、単純に記帳をアウトソースしただけであり経理業務の根本的な効率化にはつながりません。
freeeは経理プロセスを整えてこそ力を発揮する会計ソフト。
「試算表を早期化して経営判断のスピードをあげたい」といった目的があるのであればfreeeを使って経理代行をまるごと対応してくれる会社に依頼するといいでしょう。
スマート経理は経理プロセスの再構築も経理代行も対応
ここまでのご説明で、freeeを使いこなし経理を効率化するためには
- freeeに合わせた経理プロセスの再構築
- 記帳だけではなく経理をまるごとアウトソース
上記2つが重要だとお伝えしました。
この2つの条件を満たしてくれる経理代行サービスが「スマート経理」です。
freeeを使った経理代行「スマート経理」でできること
freeeを使って経理代行をするスマート経理ですが、リモートで経理対応をするため「できること・できないこと」があります。
ここからはfreeeを使った経理代行のスマート経理でできることを具体的に解説します。
経理プロセスの構築
まずはじめに行うことが、freeeを使った経理プロセスの再構築です。
一気に経理プロセスを変えてしまうのではなく、請求なら請求、支払いなら支払いなど各業務に支障がでないように徐々に経理プロセスを切り替えていきます。
その際、給与計算ソフト・勤怠管理ソフト・経費精算ソフトなどfreee以外にも経理効率化のために必要なシステムをクライアント様と相談しながら導入。
請求書作成
クライアント様から請求情報を共有していただき、請求書を作成します。
支払い
インターネットバンキングとfreeeを使い、支払い業務を行います。
freeeを使って経理プロセスを最適化しておけば100件を超える振込データの作成も3分で完了。
振込一覧表もfreeeから出力することができますよ。
経費精算
freeeを使った経費精算では、領収書はスマホやタブレットで撮影・クラウドシステムの経費精算システムにデータを添付して提出します。
これにより営業担当者などはクライアント訪問の交通費や接待交際費などの経費申請を移動時間中に済ませることができます。
経理は経費申請データをタイムリーに集めることができるため、月次試算表を迅速に作成することができますよ。
会計入力
請求書を作成すれば売掛金の仕訳が自動で登録され、経費精算をすれば仕訳が登録されます。
また、インターネットバンキングとAPI連携させていれば銀行明細が自動で同期されます。その結果、AIの予測でこの売掛金の消し込みはこの入金ですか?と表示してくれるため入金の消し込みが非常にラクです。
給与計算
クラウド給与計算ソフトを使って、毎月の給与計算に対応します。年末調整にも別途追加料金で対応。
給与計算をクラウドにすると従業員がWEBで給与明細や源泉徴収票を確認することができます。
毎月の給与明細の封入や手渡しの必要がなくなり、従業員も書類紛失のリスクがなくなるためとても便利ですよ。
freeeを使った経理代行「スマート経理」でできないこと
スマート経理はオンラインで経理が完結するサービスです。
そのため人がその場にいることが必要な作業はご対応することができません。
では具体的にどのような作業ができないのか解説します。
スキャン
請求書、領収書、納品書などの帳票類をfreee上にアップロードするためにはスキャンをする必要があります。
スマート経理ではお客様の元に社員がお伺いして経理をするサービスではないためスキャンをすることができません。
また、タイムリーな経理業務をご提供するため郵送での帳票類のやりとりは行っておらず、クライアント様のどなたかに帳票類のスキャンをお願いしています。
請求書の封入・発送
請求書の封入・発送もクライアント様へお伺いする必要があるためお受けしていません。
freee上から請求書を発送するサービスを利用するか、クライアント様へPDFで請求書をお渡しするのでそれを印刷して発送をお願いします。
オンプレミス型システムからのデータ出力
SFAなどをオンプレミス型で運用していると、そこから請求データをCSVなどでエクスポートする必要がある場合があります。
しかしスマート経理はリモートで経理業務を対応しているため、データのエクスポートができません。
基本的にクライアント様側でデータのエクスポートを行い、データの共有をお願いしています。
まとめ
クラウド会計ソフトfreeeは経理を効率化してくれる経理ソフトの役割も果たしてくれるため、使いこなすにはfreeeについてかなり詳しくなければむずかしいでしょう。
freeeを使った経理代行で経理を効率化を成功させるには、実績のある経理代行会社を選ぶことが近道です。
freeeを使った経理代行をお探しの方はお気軽にお問い合わせください。