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「経理」を採用するとき見られるのはココ!

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経理業務のクラウド化やRPAの導入が進んできています。

ヒトコトで「経理」ですが、この先、経理の仕事はどう変化し、人材を採用する時、企業はどこを見ているのでしょうか?

そもそもどんな人がこれからの「経理」としてふさわしい人なのでしょうか?

経理ペンギン
この記事では、今企業が欲しいと思っている「経理」の人材。

その本音と実際を探ってみます。

 

最近の「経理」を取り巻く事情。

ここ数年・・・団塊の世代が定年を迎えて大量退職の波が来ています。
子どもの数も減少しているので、必然的に新卒の絶対数が激減しています。
退職する数よりも入社する数が圧倒的に少ないので、現在は労働力の減少による「売り手市場化」の傾向が強くなっています。

それに伴って経理未経験者への間口も広がっています。
20代後半までなら、経理業務の経験が浅くても、簿記資格などの最低限の会計知識があれば選べる会社も増えています。

30代以上、特に40代を過ぎると、マネジメント経験を求める求人が多くなります。
一般的によく言われる「35歳転職限界説」も過去の話になりつつあります。
能力主義で年齢によるセグメントがなくなりつつあるので、40代、50代でも年下の上司の元で仕事をする人も珍しくなくなりました。

リーマンショックの後の不況で、監査法人でも多くのリストラがあり、さらに会計職は将来AI(人工知能)に取って代わられるとも言われています。
おかげで、経理・会計分野では将来安泰ではない、という不安を感じる人が多くなり、経理の労働人口が以前よりも確実に減っています。
企業では景気が悪くなると、営業部門よりも経理をはじめとした間接部門の人員を減らします。
なので2010年頃入社の人たちは経理に回されることはほとんどありませんでした。
あれから10年。
30歳前後の経理担当する人がいない状況になっていて、会社はその層を埋めたいけれど、経験者が圧倒的に足りません。

未経験でも該当する資格があれば大丈夫、と求人していることも多いので、諦めずにぜひ探してみてください。

企業の欲しい「経理」のとしての人材スキル。

今、多くの企業で求められているのは部門に拘らず「コミュニケーションスキル」を兼ね備えた人材です。
これまで経理と言えば、モクモクと現場から回ってくる取引の記録を仕分け入力する人、そんなイメージでした。
だから「コツコツ真面目で確実」そんな人が経理に回されることが多かったはずです。
ですが、最近では経理もアウトソーシングされたり、社内でもシステム化されていることが多いので、求められるものも変化してきています。

例えば、現場で回ってきた伝票を経理がチェックして、何か不備や問題があればそれを現場にフィードバック。

修正だけでなく、なぜそのような問題が起こるのかを現場と話し合い、それをマニュアル改定やシステム改定などにつなげる。

ただOKかNGかだけでなく、どうすれば営業としていい結果が生み出せるかを経理的な視点からアドバイスする。

目の前の仕訳作業にひたすら没頭するのではなく、会社の一員としてプラスになることを経理の立場から考える。

必要ならば現場に働きかけたり、資料を用意したりする。

このような「コミュニケーションスキル」が求められています。

こういうスキルはAI(人工知能)に取って代わられない部分にも繋がっていくことになります。

欲しい「経理」の具体例。

スキルがあるに越したことはないですが、何か特別な勉強をしなくても、仕事に対する姿勢の意識を高めるだけで、企業に必要な人材に十分なりえます。

会計・経理的なスキルだけではなく、現場で実際にどのような取引が行われているかをわかっているということ。
「複数の視点を持つ」ということでは、開発業務に携わったことのあったり、営業経験、は大きな強みになります。

今から20年ほど前に会計ソフトの波がやってきて、経理の作業は手で情報を書くということがなくなりました。
それがまたクラウドやRPAが入ってきたことで、大きな業務転換の波がやってきています。
今は部門を問わず世の中業務の効率化が叫ばれていて、経理部門では、クラウド化やRPAなどの話題でもちきりです。
クラウド会計システムの導入や経理のアウトソーシング化をする企業はこれからも増えていくことでしょう。

そんな中で、もしも貴方が以下のことに直面したらどうしますか?

  • 会社全体で請求書のペーパーレス化を進めるなかで、取引先の会社に「うちは紙で受け取る以外は一切認めません」と突き返された。
  • クラウド会計システムの導入を現場に提案したところ、経理のスタッフ陣から「自分たちの仕事がなくなってしまう」と抵抗を受けた
  • クラウド会計システムを提案したのに、経営者に「そんなものは必要ない」と却下された。

 

現場の声を聞きつつ、全体を見て以下のことを考えて行かなければなりません。

・現状のフローや考え方をどう変えていくか。

・現状の業務フローの中にどう導入するのか。

 

これらを考えるためにも、会社全体でどういう風に導入すれば、利があるか、ビジネス的な視点と、それを周りに理解してもらうためのプレゼン力は重要になってくるはずです。

いずれにせよ「自分から周りに働きかけれる経理かどうか」

これが一つの分かれ目になってくるのは間違いありません。

要するに「コミュニケーションスキル」です。

ある大企業で・・・

あるとき監査法人から会計士が経理部に出向してきたことがあったそうです。
その会社では新人はまず経費精算の業務に就く習わしだったので、その会計士も経費精算業務に就きました。

ところがその人はただ経費精算業務をこなすだけでなく、どうすれば各部門が手間なく精算が行えるかや、いかに提出率を高めるかといった視点に立ち、そのための仕組みづくりを行ったそうです。

それはこれまで誰も考えもしなかった視点だったので、会社の経費精算のあり方自体を変えてしまいました。

単純作業や職人的な作業の多くが今後自動化されていくという前提に立てば、会社全体の売り上げを上げたり経営を効率化するにはどうすればいいかを考えるのが経理部門、という位置づけになっていくでしょう。

どんな視点に立ち、どこを目指すかによって、経理業務のあり方というのは大きく変わってきます。
そして、経理発信で業務の効率化が図れたり、会社全体の売上げを高められる余地が、経理の現場にはたくさんあります。

そんなスキルを兼ね備えた人材は、企業としてはすぐにでも欲しいはずなのです。

まとめ

現在は労働力の減少による「売り手市場化」の傾向が強くなっている。

会計職は将来AI(人工知能)に取って代わられるとも言われている。

・現状のフローや考え方をどう変えていくか。

・現状の業務フローの中にどう導入するのか。

これらを会社側へ「自分から周りに働きかけれるかどうか」が分かれ目になってくる

どんな視点に立ち、どこを目指すかによって、経理業務のあり方というのは大きく変わる。

要するに「コミュニケーションスキル」が高い人が重宝される。

 

経理ペンギン
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