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どんな会社に税務調査が入る?特徴とチェックされるポイントとは

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国税庁からの税務調査がこわいと感じる経営者の方も多いのではないでしょうか。税務調査は強制的に行われる印象がありますが、誠実に経営している企業であれば、そこまで恐れるものではありません。

税務調査が入りやすい企業の特徴を把握し、経理処理を適切に行なっていれば、税務調査の対象になりにくくなります。その上、税務調査の対象になっても、問題なく対処しやすくなるでしょう。

この記事では、そもそも税務調査とはどんなものなのか、税務調査でチェックされるポイント、適切な経費処理の仕方について解説します。

そもそも税務調査とは

税務調査は国税庁などが、確定申告での申告内容が正しいのか調べることです。法人はもちろんのこと、個人事業主であっても調査に入られる可能性があります。ここでは税務調査の目的や流れ、行われる時期や頻度についてお伝えします。

税務調査の目的は脱税を抑えること

税務調査の目的は、脱税や法令違反を抑止させること。確定申告は納税者自身が計算し申告するもののため、本来申告するべきものを申告しないなど、違反行為を行なう可能性があります。意図的ではなくても間違いによって、違反してしまうことも。

違反していることが発覚すると、故意ではなくても追徴課税が課せられます。そのため、追徴課税を回避したいという気持ちが抑止力となっていることも多いのです。

税務調査のアポイントから実施までのスケジュール

税務調査は税務署から日程調整の連絡がきて、日程が決まれば、実際の調査官が来て、調査作業が始まります。調査は企業や事業の規模にもよりますが、大まかに1日〜2日ほどかかると考えればよいでしょう。

このとき、調査も行われますが、調査官から雑談のように話しかけられることもあります。ただの雑談もありますが、会話から法令違反がないか確認する意図も。余計な一言で誤解が生まれることもあるため、注意が必要です。

税務調査は11月から増え始める

税務調査は年中行われる可能性がありますが、11月から行われることが多いのが特徴です。ただし、いつ税務調査が行われるか、厳密な期間が定められているわけではありません。そのため、年中行われる可能性もあります。

税務調査の頻度は法人・個人で変わる

税務調査が行われる頻度は法人なのか、個人事業主なのかによって異なります。一般的な法人の場合は10年に1度くらいの頻度で行われます。個人事業主の場合は創業から、5年目以降は調査の対象になる可能性があるでしょう。

ただし、上記はあくまで目安にすぎません。脱税が疑われている場合はより早い頻度で調査が行われることも。個人事業主に対して税務調査が行われる可能性は高くはありませんが、0ではないため、注意は必要です。

税務調査でチェックされるポイント

税務調査ではチェックされるポイントがある程度決まっています。その点を抑えておけば、申告漏れなど、税制上の問題を回避しやすくなるでしょう。具体的には以下の点がポイントです。

  • 売り上げに間違いがないか
  • 事業と関係がない経費がないか

確認されるポイントはこれだけではなくたくさんあります。しかし、これらは税務調査で指摘されることが多い部分です。そのため、これらを確認しておくと、指摘されにくくなるでしょう。

売上について

本来計上する必要があるものを計上していないため、申告漏れとして扱われるケースがあります。売上のタイミングがズレているために、計算が合わないという場合も。売上は間違いが多い部分のため、念入りにチェックされるポイントです。

経費について

事業と関係がない経費が入っていないかどうかも、確認されるポイントです。

経費として計上するためには、事業との関わりがあるかという点がポイントです。関わりが低い場合は経費として認められません。迷った場合は顧問税理士と相談するといいでしょう。

 

日々の正しい経理処理で税務調査に備えよう

税務調査は日頃の経理処理が正しくできていれば、問題になることはそう多くありません。

ここでは売上や仕入れなど、費用面などの経理処理でのポイントを解説します。

売上

税務調査のときには、事前に調査が行われており、3年間の売上と経費がどのように伸びているかが確認されます。特に注意しなければならないのが、売上と経費の割合がどのようになっているかです。

  • 同業種の会社と比べて比率が大きく異なっていないか
  • 経費の割合が大きく増えすぎていないか

以上の点は確認しておきましょう。これらの条件を満たしていると、経費の水増しが疑われ、税務調査の対象になりやすくなります。

仕入・外注費

仕入れや外注費は書類などをきちんと管理していることが大切です。税務調査ではこれらの書類が調べられ、請求書などの書類が改ざんされていないかも確認されます。そのため、書類などは整理し管理しておきましょう。

一般管理費

様々な諸経費や人件費、旅費などを適切に管理しなければなりません。細かいことをあげればキリがありませんが、抑えておきたいポイントは以下の通りです。

  • 経費の使用用途が明確かつ適切か
  • 出張費や旅費は会社で定めた規定通りに支払われているか
  • 給料の支払いは適切かどうか

税務調査で調べられることは非常にたくさんあります。しかし最低限これらの点を抑えておくと指摘されることは少なくなるでしょう。

その他注意事項

税務調査が行われる前に間違いに気づいた場合、修正申告を行なうことも選択肢のひとつです。

税務調査で指摘があった場合、申告漏れとして扱われ追徴課税が課せられます。この場合、適切に納税するよりも金額が大きくなってしまいます。そのため、ミスに気づいた場合は修正申告を行なえば、追徴課税を抑えられることもあります。

 

税務調査対策は日頃の経理処理を正しく行なうことが大切

この記事では税務調査とはそもそも何か、チェックされるポイントや正しい経理処理のポイントについて解説しました。売上と経費が適切に管理されていなければ、申告漏れとして追徴課税が課せられるため、適切に管理するようにしましょう。この記事のポイントをまとめると以下の通りです。

  • 税務調査は脱税を抑えることが目的
  • 税務調査では売上と経費を適切に管理できているかがポイント
  • 日頃から経理を正しく運用しておくことが大切

税務調査は適切な経理処理をしていれば、強制捜査のように無理やり行われることは少なくなります。また税務調査が行われる場合でも、申告漏れによる追徴課税が課せられることも少なくなるでしょう。

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