コロナ禍で収入が減って老後の2000万円問題。
不安になることが多くなっています。
あなたは大丈夫でしょうか?
投資が気になる人もいるでしょう。
投資で資産を殖やしてみたい、でも何だか怖い。
そんな人はiDeCoから始めてみるといいかもしれません。
お金の不安は年をとるごとに大きくなります。
体が思うように動かなくなり、できないことが増えるからです。
けれどiDeCoで資産を作れていたら、不安は小さくなります。
月5000円からの投資で作る「自分年金」
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、年金制度の一つです。
ただ、国民年金と違って任意加入です。
国民年金は「もらう金額が決まっている年金」ですが、iDeCoは「毎月支払う金額が決まっている年金」です。
投資で自分の将来の年金を作ります。
掛金は毎月5000円から1000円ごとに設定可能です。
「資産を作るなら他の投資でもいいのでは?」と思うかもしれません。
けれど、iDeCoには他にはない3つのメリットがあります。
このおかげで、iDeCoは初心者でも投資しやすいのです。
メリット1:挫折せずに資産を作れる
iDeCoは加入したら原則、60歳まで解約できません。
老後資金づくりのためだからです。
強制積立はきついのですが、誘惑に弱い人にはとても嬉しいシステムです。
毎月の貯金や投資で挫折しやすい人でも資産を作れます。
また、掛金額は年1回だけ変更できます。
支払がどうしても苦しいなら年の途中で設定額を下げれば大丈夫です。
メリット2:投資の鉄則でリスクを抑えられる
「投資=損」と思う人もいるでしょう。
確かに、投資対象の株式や外貨、暗号資産が投資時点より値下がりしたら損をします。
iDeCoも投資なので同じです。
しかし「長期・積立・分散」の考え方により、リスクを極力抑えています。
「長期・積立・分散」は投資の世界でのリスク低減の鉄則です。
投資対象の価格変動を考えると、短期間で売買を繰り返すより、毎月少額を長期に渡って投資した方がリスクを抑えられることが経験則で分かっています。
だからiDeCoでは毎月少額を60歳まで投資しつづけるのです。
iDeCoの金融商品は2つに大別できます。
1つは定期預金や保険といった「元本確保型」、もう1つは株式や債券などの「投資信託」です。
損が怖いなら、元本確保型から始めることができます。
気が変わったら投資信託に切り替えられます。
元本確保型で続けても支払った分は貯金できます。
メリット3:節税効果が高い
iDeCoは支払時・運用時・受取時の3段階で節税できます。
まず支払時です。
1年間に支払った掛金は全額「小規模企業共済等掛金控除」として所得から差し引けます。
給与年収500万円で年間支払額12万円なら所得税・住民税合わせて2万4000円節約できます。
他の投資はいくら支払っても節税できません。
次に運用時です。通常は売買益や配当益に課税されます。
嬉しいのは、iDeCoはいずれも非課税です。
最後に受取時です。
運用資金は「一括」「分割」「一括と分割の両方」のどれかで受け取ります。
一括は退職所得、分割は公的年金等の雑所得の扱いです。
どちらも税法上、給料よりも少ない税金で済みます。
まとめ
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、年金制度の一つ、国民年金と違って任意加入。
国民年金は「もらう金額が決まっている年金」ですが、iDeCoは「毎月支払う金額が決まっている年金」。
そのメリットは「挫折せず資産を作れる」「投資の鉄則でリスクを抑えれる」「節税効果が高い」この3つ。